ホワッツ?マイケル風に
ハグプリを描いてみましたw
ホワッツ?マイケルといえば猫漫画のパイオニアとして有名ですが
当時はこんな漫画が売れるとはモーニング編集部も微塵も思っておらず、普通の部数で初版を発行したら一日で日本全国の書店から単行本が消え、編集部がパニックになったという武勇伝があったそうですけど
確かに当時、猫が主役の漫画なんて猫十字社のような擬人化漫画を除けば
松本零二のトラジマのミーめくらいしかなかった(しかも超絶悲惨な内容)
ので全編ギャグの猫漫画というのは相当インパクトがあったような気がします。
とはいえホワッツ?マイケルも初期の方はシュールギャグが多めで
漫画家が投げたケシゴムがマイケルに当たってベランダから転落死したり
殺し屋の殺しの現場を目撃したマイケルが何回も撃ち殺されたりと
今の猫漫画を読んでる層が見たら泡吹いて倒れそうな内容でしたが(苦笑
途中から「猫あるあるネタ」にシフトしてから一気に猫好き読者の共感を得て
ブレイクしたように思えますね~
特に「猫は失敗をごまかそうとする」という癖をダンスに転化させたのは
凄い発想だったと思います。
この漫画のせいで猫漫画という一大ジャンルが確立したように思えますが
これを超える猫漫画はいまだに現れてない気がするんですよね~
(伊藤淳二先生の実録猫漫画はかなり肉薄する面白さでしたがw
この作品があまりにもメジャーで猫あるあるが日本人の心に浸透してしまった為
ハリウッド製のどうぶつ擬人化モノを見るたびに「ネタが甘いわ!」
思うようになってしまったのもある種の功罪だと思います。
特に「キャッツ&ドッグス」という映画のネタの甘さが我慢できないレベルで
「小林まことに一億くらい積んでスーパーアドバイザーになってもらえ!」
と1800円払った後に思ったものですw
いや~あの映画は本当にひどかった…猫好きは見てはいけない映画ですな