コール・ミー・ダークウーマン
と、いうわけで(どんなわけだ
「ゾンビランドサガの水野愛ちゃんと
映画ダークマンのペイトン・ウェストレイクが
全身火傷で包帯だらけ」という無理やりな共通項で
強引に一枚コラボ漫画を描いてみた次第ですw
ライミ版スパイディが公開されるまでは、どうも
アメコミ映画は今一なのが多かったんですよね。
バートン版バットマンは監督の趣味が先走り過ぎて面白みにかけるし
ケレン味ばかり強調しすぎてドラマが作れてない
ジョエル・シュマッカー版もアレだったし(特にMrフリーズが酷かった
スタローンのジャッジ・ドレッドとか、某クマ映画で
死ぬほど馬鹿にされてたフラッシュ・ゴードンとか
映画の出来も最低最悪だったスポーンとかまぁ色々あったんですがw
ライミ版スパイダーマンが出てきたとき、一気にアメコミ映画の
イノベーションが起こったような気がしますね。
「こんなスゲェアメコミ映画は見たトキねぇーっ!…いや?
この映画どっかで見た事あるぞ。そうだ!ダークマンだこれ!」
と公開初日に二重の意味で驚かされた私なのですw
少年チャンピオンのスパイダーマン特集で、インタビュアーのライミへの質問に
「あの!失礼な質問かも知れませんがこの映画のラストシーンはダークマンにそっくりですよね?」
「あっ?やっぱり気が付いたかい?すまないね、私は引き出しが少ないんだよw」
と答えていたのを読んで「やはり!」とひとりごちて喜んだものですw
と、いうかスパイダーマンはライミ映画の集大成といった趣があって
少年時代に「死霊のはらわた」でスプラッター・ホラーに感化された私としては
非常に感慨深い映画でしたね。
もともとアメリカン・コミックを現実の演出に取り入れたような絵作りが
大好きな人でしたが、クイック&デッドを取り終えたあとはサスペンスや
ヒューマン・ドラマばっか撮るようになってなんだかなぁ…と思ってた所に
隠していた牙をむき出すようにライミ節を爆発させたスパイダーマンを
撮ってくれたので喜びもひとしおでしたね~。
ただ、一作目で燃え尽きてしまったのか、2と3がライミの映画とは
思えないほどパワーダウンしててびっくりしたんですけど
よく考えたらキャプテンスーパーマーケットやダークマン2など
続編を作るとろくなことにならないのも彼のお約束ですので
まぁ仕方ないかなと(リブート版の死霊のはらわた2は名作です
全米アメコミ映画界に革新を起こして去って行ったライミは
ピーター・ジャクソンみたくちょっとお高くとまった映画でも
作り出すのかな?と思ってたら漫☆画太郎のババアを実写化したような
スーパーパワフルスピリチュアル不条理ギャグホラーの傑作
「スペル」を撮ってくれて「またまた俺達のライミが帰ってきた!」
と一人で勝手に喜んだものですw
そんなわけで、現在のアメコミ映画の嚆矢というかスパイダーマンの
たたき台となった「ダークマン」は歴史的価値のある一本だと思います。
アカデミー取ってブレイクする前の若々しいリーアム・ニーソンが
顔に仰々しい火傷メイクをして、些細なことにブチ切れて大暴れする
シュールな姿を見れるのもこの映画だけですので
オスカー・シンドラーやクワイ・ガンジン、ラーズ・アズ・グールなど
シリアスな役のイメージしかない人は是非とも見てほしい。
彼の新たなる魅力が発見できること請け合いです(笑
あと、ゾンビランドサガは二期があるなら
絶対に肥前夢街道は舞台として出してほしい所ですね…
あの強烈なダメオーラは聖地になればイメージが大逆転すると思うので
佐賀おこしをするなら避けて通れない道だと思います(断言