プリヲタ日記

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プリキュア二次パロ絵描きの日々のつぶやき

雪城ほのか美ヘソ狩り

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遂にprocreateで漫画を一枚描いてみました…って

よりによってこんなネタなんですけど(笑

 

元ネタは山上たつひこの「半田溶助女狩り」です。

がきデカ」のメガヒットでヒット作家になった山上氏ですが

少年誌の制約の中でギリギリきわどいギャグを考えなくてはいけないストレスを

青年誌で思い切り叩きつけたような内容がこの漫画なんですが、

まぁ

酷い漫画ですw

ミソジニーやらホモフォビアやらレイシズムやら、明け透けに作者の本音を

開陳してるようなストレートに毒々しい作風は

些細な表現上の問題で炎上する現代では考えられないレベルで酷いのです。

 

今回ネタにしたのは半田溶助の視線が少女の股間に入ってしまうという

とんでもない漫画表現の部分なんですが、この後の展開がもっと酷くて

男子中学生に床オナをレクチャーしながら匍匐前進したら学校の敷地を

飛び出してしまい、そのまま男子数十人が公道で床オナ大行進しながら

「ああっ先生 もうワケが分からなくなってきました!」

「そこがまたいいのじゃ ううっ」

と言い放って唐突に終わりという

不条理漫画を読んだ時より呆気にとられるオチのなさに怒りを通り越して

むしろ感心したものですw

 

「ギャグ漫画なのに最後はオチなくてもいいんだ!」

という事を教えてくれた、私にとって最大級に偉大な作家が

山上たつひこ氏なんですけど、氏の業績や凄さが年々忘れ去られてる

感があるのが実に寂しい限りです。細かいネタをふって適宜ツッコミを

入れ、クスッと微笑を誘うのが最近のギャグ漫画のパターンだと思うんですけど

山上氏はその「細かいネタ」がジャブではなく全弾クロスカウンター級の

破壊力を持ったギャグだったという所がまぁ凄い。しかも振りが

短くて2コマでギャグを成立させたりするのでキレが半端ないんですな~

まぁあんまり言ってるとオジンとか懐古厨とか言われそうなんで

ほどほどにしますけど(笑

 

一昔前なら、面白いギャグ作家はほぼ全員

「尊敬する作家は山上たつひこ」と言ってたのにそういう話は

とんと聞かなくなったのが寂しいなぁ…と思う中年プリヲタなのでした。