プリヲタ日記

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プリキュア二次パロ絵描きの日々のつぶやき

最近のアニメは

なんというか、リメイクが多すぎる気がするんですけど

 

オールドファンはどんな糞アニメだった作品でも思い出補正で脳内美化されてますので、四半世紀くらい経った後で再アニメ化するのはリスクが高いだけなんじゃないかな~と思います。

銀河英雄伝説も吹き替えのプロばかり居た旧作とでは勝負になりませんし、

尺が足らずにダイジェスト化してる封神演義なんかもファンの評価はカラいでしょう。

 

そういう点で「ゲゲゲの鬼太郎」は旧作と比べてあーだこーだと言われても

結局みんな見ちゃうというのはなかなか凄いコンテンツだなぁと。

現代風にアレンジしても妖怪の存在感が普遍なのはやはり強いですね

とはいえ今期のねこ娘はどう考えても進化しすぎですので、7期を作るときはデチューンが必要になると思います(笑

 

そんなリメイク旺盛の今、あしたのジョーを近未来風に翻案した

「メガロボクス」が異彩を放ってていいと思います。

絵の雰囲気も杉野昭雄風で演出も出崎統リスペクトを感じますが、設定も話の流れも大胆に変えてて先が読めないのはいい感じ。最近の難民きらら系百合アニメにうんざりしてた人には「こういう男くさいアニメを待っていた!」と思うのではないでしょうか…いや私の事なんですけどね(爆

 

この番組、ドン底生活の主人公が八百長試合で糊口を凌ぐ、という設定は

映画のロッキーっぽい気がしてたんですが、これってよくよく考えると

アニメでは放映できなかった原作のドサ回り編を再現してるのでは?と

思うに至りました。

 

南郷みたいな雑魚に負け、試合ではゲロ吐きまくって堕ちる所まで堕ちた

ジョーでしたが、そんなドン底から這い上がるきっかけを与えてくれたのが

ドサ回り編の稲葉さんであり、無冠の帝王と呼ばれたカーロスでしたので

ジャンクドックのライバルのユーリというキャラは

力石と稲葉さんとカーロスを合体させた

究極のハイブリットライバルなのかも知れないです(笑

 

しかし全体的に「あしたのジョー2」の雰囲気を押し出してる風なので

あしたのジョーしか見てない全共闘世代のとっつぁん等は

「なんじゃいこりゃー!」と思うかも知れないですねw

 

旧作はジョーの性格がやんちゃで無軌道で、まさに激動の当時を象徴してるかのようなキャラだった為、ジョーに自分自身をオーバーラップさせる人が多かったわけですが、

2のジョー学生運動も終わってシラケムードに包まれた後の時代につくられたものなので、なんというか性格が大人びててスタイリッシュなんですね。だから2は単純にジョーを「男の中の男」という憧れをもって見る人が多かったと思うんです。

 

そんな感じなので旧作を好きな人は「ジョー=俺」」

2を好きな人は「ジョー=あこがれの人」という認識なので

この両者を会わせてもぜ~んぜん話がかみ合わないんですよねw

何せオールドファンの中には、力石が死んだあとは読んでないからカーロスも金竜飛もよう知らん、ていう信じがたい人も居るみたいですし…

 

「力石好きなら金戦は外せんだろうがーっ!」と怒りたくなるそんな私は

旧作のアニメから入って、2で惚れたタイプなのでやっぱり2派だと思います。

そんな感じであしたのジョー50周年記念作品ではあるのですが、直撃世代の団塊のおっちゃんには理解不能な内容になってるかも…

まぁそんなおじいちゃんはアニメ見ないから別にいいとは思うんですけどね(笑

 

とりあえず今後も要注目のアニメですよこれは